SELLER INTELLIGENCE GUIDE

Amazon商品リサーチの進め方|仕入れ判断までの7段階

セラースプライトを使った商品リサーチを、目的設定、市場、競合、レビュー、キーワード、採算、規制の7段階で解説します。

公開日: 2026年7月21日最終更新: 2026年7月31日

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この記事の読みどころと情報状態

セラースプライトを使った商品リサーチを、目的設定、市場、競合、レビュー、キーワード、採算、規制の7段階で解説します。

公式出典
3件
確信度
情報リスク
標準
更新日
2026.07.31
再確認日
2026.10.31
図: 記事の構成と情報状態(当サイト作成)

商品リサーチのゴールは「売れている商品を見つける」ではありません。自社の条件で仕入れるか、監視するか、見送るかを説明できる状態にすることです。

検索語、需要、競合、採算を順に確認するAmazon商品リサーチの流れ
図:当サイト作成。セラースプライトの市場分析を、採算・規制・供給確認へつなぐ流れです。

1. 今回決めることを一つにする

最初に、次のどれを決める調査かを書きます。

  • 新規に扱うカテゴリを選ぶ
  • 候補商品の仕入れ可否を決める
  • 既存商品の改善点を探す
  • 競合変化を定例確認する

目的が違えば見る画面も変わります。1回の調査で全部を決めようとしません。

2. 種キーワードから市場を見る

商品カテゴリ、用途、特徴を表す種語を各1つ入れ、市場リサーチを開きます。

セラースプライト拡張機能の市場分析画面
引用:セラースプライト公式「拡張機能ご利用ガイド」掲載の市場分析画面(2026年7月31日確認)。

見るのは市場規模だけではありません。

  • 売上が上位商品へ偏っていないか
  • 価格帯ごとに需要が違うか
  • レビューが少ない新商品にも動きがあるか
  • 一社や一ブランドが支配していないか
  • 自社が利益を残せる価格帯があるか

市場を残す理由と外す理由を一行ずつ書きます。

3. 競合を3タイプ選ぶ

定番、近い仕様、新しく伸びる商品の3タイプを選びます。各商品で価格、販売傾向、レビュー、バリエーション、流入キーワードを比べます。

比較項目定番近い仕様新しい商品自社の仮説
価格
主な購入理由
主な不満
売れ筋仕様
主な検索語

4. レビューから「改善できる不満」を探す

低評価をすべて差別化機会と考えません。

不満の種類対応
説明不足画像・箇条書きを改善
梱包・配送梱包仕様と納品工程を改善
商品仕様メーカーと改良可否を確認
好みの違い対象ユーザーを明示
事実確認できない少数意見保留し、件数と新しさを見る

自社で解決でき、購入理由にもなるものだけ差別化仮説へ入れます。

5. キーワードで需要の言葉を確かめる

競合3商品を逆引きし、共通語と固有語を分けます。レビューで見つけた利用場面が実際に検索されているかも確認します。

レビューは「お客様の言い方」、キーワードは「探すときの言い方」です。両方に現れるテーマは、商品ページで優先的に説明する候補です。詳しい作業はキーワード調査の7手順を参照してください。

6. 自社条件で採算を計算する

粗い市場データから、実際の自社数字へ切り替えます。

一個あたり利益の考え方:

販売価格 − 仕入れ原価 − Amazon手数料 − FBA料金 − 送料・資材 − 広告費見込み − その他必要費用

楽観、標準、悲観の3パターンを作ります。

条件楽観標準悲観
販売価格高め通常値下げ後
広告費低め予定高め
月販売多め通常少なめ
値下げ・返品標準

悲観条件で資金繰りや在庫が危険になる商品は、発注数を下げるか見送ります。

7. 規制・供給・資金のゲートを通す

採算が良くても、次のどれかが未確認なら発注しません。

  • Amazonで出品できるか
  • 商標・知的財産の問題がないか
  • 食品等の表示・期限・法令へ対応できるか
  • 仕入れ先の最小ロットとリードタイム
  • 継続供給と価格改定条件
  • 発注後も必要な運転資金が残るか
停止条件 「売れそう」でも、出品可否、採算、供給、資金のどれかが未確認なら、結論は発注ではなく保留です。

最終判定は3つだけ

判定条件次の行動
詳細調査・テスト需要、差別化、採算、規制の根拠がそろう小さな数量で検証
監視季節性、データ不足、競合変化が未確定再確認日を決める
見送り利益・供給・規制・差別化のどれかが成立しない理由を記録し終了

見送りも成果です。理由が残れば、同じ条件の商品を何度も調べる無駄を減らせます。

実行後に測る数字

  • 想定販売数と実績の差
  • 想定広告費と実績の差
  • 検索語別の順位と売上
  • 購入率
  • 在庫日数と欠品
  • 返品・低評価の理由

調査時の仮説と実績を比べ、次の商品リサーチの条件を更新します。

参考資料・出典