ARTICLE EVIDENCE MAP
この記事の読みどころと情報状態
セラースプライトを使った商品リサーチを、目的設定、市場、競合、レビュー、キーワード、採算、規制の7段階で解説します。
- 公式出典
- 3件
- 確信度
- 高
- 情報リスク
- 標準
- 更新日
- 2026.07.31
- 再確認日
- 2026.10.31
商品リサーチのゴールは「売れている商品を見つける」ではありません。自社の条件で仕入れるか、監視するか、見送るかを説明できる状態にすることです。
1. 今回決めることを一つにする
最初に、次のどれを決める調査かを書きます。
- 新規に扱うカテゴリを選ぶ
- 候補商品の仕入れ可否を決める
- 既存商品の改善点を探す
- 競合変化を定例確認する
目的が違えば見る画面も変わります。1回の調査で全部を決めようとしません。
2. 種キーワードから市場を見る
商品カテゴリ、用途、特徴を表す種語を各1つ入れ、市場リサーチを開きます。
見るのは市場規模だけではありません。
- 売上が上位商品へ偏っていないか
- 価格帯ごとに需要が違うか
- レビューが少ない新商品にも動きがあるか
- 一社や一ブランドが支配していないか
- 自社が利益を残せる価格帯があるか
市場を残す理由と外す理由を一行ずつ書きます。
3. 競合を3タイプ選ぶ
定番、近い仕様、新しく伸びる商品の3タイプを選びます。各商品で価格、販売傾向、レビュー、バリエーション、流入キーワードを比べます。
| 比較項目 | 定番 | 近い仕様 | 新しい商品 | 自社の仮説 |
|---|---|---|---|---|
| 価格 | ||||
| 主な購入理由 | ||||
| 主な不満 | ||||
| 売れ筋仕様 | ||||
| 主な検索語 |
4. レビューから「改善できる不満」を探す
低評価をすべて差別化機会と考えません。
| 不満の種類 | 対応 |
|---|---|
| 説明不足 | 画像・箇条書きを改善 |
| 梱包・配送 | 梱包仕様と納品工程を改善 |
| 商品仕様 | メーカーと改良可否を確認 |
| 好みの違い | 対象ユーザーを明示 |
| 事実確認できない少数意見 | 保留し、件数と新しさを見る |
自社で解決でき、購入理由にもなるものだけ差別化仮説へ入れます。
5. キーワードで需要の言葉を確かめる
競合3商品を逆引きし、共通語と固有語を分けます。レビューで見つけた利用場面が実際に検索されているかも確認します。
レビューは「お客様の言い方」、キーワードは「探すときの言い方」です。両方に現れるテーマは、商品ページで優先的に説明する候補です。詳しい作業はキーワード調査の7手順を参照してください。
6. 自社条件で採算を計算する
粗い市場データから、実際の自社数字へ切り替えます。
一個あたり利益の考え方:
販売価格 − 仕入れ原価 − Amazon手数料 − FBA料金 − 送料・資材 − 広告費見込み − その他必要費用
楽観、標準、悲観の3パターンを作ります。
| 条件 | 楽観 | 標準 | 悲観 |
|---|---|---|---|
| 販売価格 | 高め | 通常 | 値下げ後 |
| 広告費 | 低め | 予定 | 高め |
| 月販売 | 多め | 通常 | 少なめ |
| 値下げ・返品 | 少 | 標準 | 多 |
悲観条件で資金繰りや在庫が危険になる商品は、発注数を下げるか見送ります。
7. 規制・供給・資金のゲートを通す
採算が良くても、次のどれかが未確認なら発注しません。
- Amazonで出品できるか
- 商標・知的財産の問題がないか
- 食品等の表示・期限・法令へ対応できるか
- 仕入れ先の最小ロットとリードタイム
- 継続供給と価格改定条件
- 発注後も必要な運転資金が残るか
最終判定は3つだけ
| 判定 | 条件 | 次の行動 |
|---|---|---|
| 詳細調査・テスト | 需要、差別化、採算、規制の根拠がそろう | 小さな数量で検証 |
| 監視 | 季節性、データ不足、競合変化が未確定 | 再確認日を決める |
| 見送り | 利益・供給・規制・差別化のどれかが成立しない | 理由を記録し終了 |
見送りも成果です。理由が残れば、同じ条件の商品を何度も調べる無駄を減らせます。
実行後に測る数字
- 想定販売数と実績の差
- 想定広告費と実績の差
- 検索語別の順位と売上
- 購入率
- 在庫日数と欠品
- 返品・低評価の理由
調査時の仮説と実績を比べ、次の商品リサーチの条件を更新します。
SOURCE NOTES